2021-05-20 第204回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
小此木大臣にお伺いいたしますが、資料を最後につけてございますが、これは、国土強靱化計画の中で、起きてはならない最悪の事態という中の七の四番目、いわゆる、堆積した土砂や火山噴出物の流出により多数の死傷者の発生が生じ得るというものに私は相当すると思います。
小此木大臣にお伺いいたしますが、資料を最後につけてございますが、これは、国土強靱化計画の中で、起きてはならない最悪の事態という中の七の四番目、いわゆる、堆積した土砂や火山噴出物の流出により多数の死傷者の発生が生じ得るというものに私は相当すると思います。
国土強靱化基本計画では、起きてはならない最悪の事態の一つとして、「ため池、防災インフラ、天然ダム等の損壊・機能不全や堆積した土砂・火山噴出物の流出による多数の死傷者の発生」を想定しております。起きてはならない最悪の事態は、国土強靱化基本計画を策定する際の脆弱性評価のために設定をしたもので、多数の死傷者の発生するような最悪の事態にならないよう、取るべき推進方針を策定するために設定をしました。
今まさに御指摘のありました大学における火山研究者が中心となって、火山ガスであるとか火山噴出物の分析、研究、またレーダー衛星による火山観測技術の研究、こういったものを実施しております。 こういった取組によって、火山の観測研究体制の強化に取り組んでまいらなければならないと思っております。
いわゆる特土法、何となくありがたいような気がする名前でありますが、この場合の特土、特殊土壌といいますのは、我が鹿児島でありますれば桜島の火山灰から成るシラス土壌、シラスあるいはボラ、コラ、ヨナ、何の名前だというふうに聞こえるかもしれませんが、こうした土壌自体が、特土法の条文に、第二条、特殊土壌地帯の指定ということで、国交大臣、総務大臣、農水大臣が、そうしたシラス、ボラ、コラ、アカホヤ等特殊な火山噴出物等
産総研の地質調査総合センターの例えば火山噴出物の分析結果、そういったことの情報は、まさに火山活動の推移を評価する上で非常に重要な情報でございますし、また、産総研では地質調査というのも実施されておりますので、そういった過去の噴火履歴を把握するためにも必要な情報だと考えております。 ただ、その情報は、先生おっしゃるように非常に難しい情報もございます。
八ツ場ダムに火山噴出物が大量に流入してくると思われますが、その場合、八ツ場ダムの貯水池は急激に埋まってしまう可能性もある。一方で、このことによって火山噴出物が下流に流れず、下流が安全になることも考えられる。そういう点での必要性を認める参考人の意見があったわけなんですけれども、この浅間山の噴火という視点からの防災という観点から、八ツ場ダムの必要性につきまして過去検討されたことがあるんでしょうか。
しばしば台風の来襲を受け、雨量が極めて多く、かつシラス等の火山噴出物や花崗岩風化土など、侵食を受けやすい特殊な土壌に覆われている地帯を特土法として指定をしております。したがって、特殊土壌地帯の保全と農業生産力の向上を図ることを目的とした制度であります。 この特殊土壌地帯の指定は、岩盤の上を覆っている土壌の性質に着目して行われております。
桜島の土砂流出対策については砂防事業により実施しているところでございますが、非常に火山活動が活発でありますことから、軽石を含む火山噴出物の流出を完全に抑止することは困難であると思っております。
その原因については、この現地の地層が水を通しやすい火山灰などの第四紀風吹火山噴出物の層と、水を通しにくい砂岩や泥岩から成る来馬層群から構成されていて、その水を通しやすい部分に一カ月ほど前からしみ込んだ雨水が一気に噴出して斜面の土砂を崩したのではないか。いずれにしても、集中豪雨などによる土砂の崩壊が原因となる通常の土石流と違って、極めて珍しい発生のメカニズムを持っているのだ。
この砂防計画の策定及びこれに基づく事業の実施に当たりましては、安全な地域づくりが重要な課題になってまいりますという認識に立ちまして、大量の火山噴出物による大規模な土石流災害から地域住民の生命財産を守るため、地域の土地利用にも十分配慮しつつ適切な対策を図ってまいりたいと考えております。 また、北東斜面の三河川につきましては現在砂防ダムを設置しつつございます。
なおかつその時点では、水無川における災害関連緊急砂防事業といたしまして、事業費三十二億三千四百万円をもって火山噴出物を捕捉するための砂防施設五基の新設を決定したところでございました。
それは、今溶岩や火山灰が積もっている水無川上流、中流、こういったところに恒久的な遊砂池、言うなれば火山噴出物をため込むような池、これを治水事業で計画的につくっていって活用していただきたいということでございます。 なぜこういうことを言うかといいますと、やはり被害者の救済上そういった施設は私は非常に役に立つんじゃないかと思うわけでございます。
雲仙岳の場合の火山噴出物の特性について、現在もいろいろ調査を継続いたしておりまして、その酸性度の程度につきましてもいろいろ調査をしているところでございますけれども、いろいろ土壌改良剤等の投入によって酸性を矯正することも災害復旧事業の一つの候補として助成の対象にいたしているわけでございます。
建設省といたしましては、火枠流による被害の甚大さと、これに伴い渓流に堆積いたしております多量の火山噴出物による土石流災害の危険性にかんがみまして、今後適切に対応してまいりたいと思っております。
○説明員(高橋哲雄君) 雲仙岳の東部にあります中尾川、湯江川流域につきましては、六月八日及び十一日に火山灰等の火山噴出物が降下いたしております。これらの量によりましては土石流発生の可能性がございますために、早急に両河川の上流域に土石流発生監視のためのワイヤセンサーの設置を行う予定でございます。多分六月十九日に設置が完了する予定でございます。
先生御承知のように、昨年十一月からの火山活動によりまして非常に多量の火山灰それから火山噴出物が流域に降りまして、また五月からは御承知のように土石流それから火砕流が頻発する状況にかんがみまして、地域住民の生命と財産を守るためにこの土石流の監視を強化しようということで、既に三月には一度ワイヤセンサー類をつけたわけでございますが、先生御指摘のように水無川の方では現在切れたままになっております。
桜島の東斜面の黒神川でございますけれども、特に軽石等の火山噴出物の流出が多いことから、砂防ダム等を施工して、災害防止にずっと努めてまいったところでありますけれども、昭和五十三年からは、付近に小学校がございます、それから集落もございますので、そこの安全を確保するという必要もありまして、導流堤等の砂防工事を実施してまいってきたところであります。
ここは全域が火山噴出物の山岳地帯でございます。上部の出土部分は安山岩になって確かに固まっておりますが、中は本当にぼろぼろです。地図でもおわかりのとおり、沢筋には物すごい崩落地帯があるんです。火山灰ですから一遍に雨が降ったら掘れてしまう、しかも急傾斜地で地滑りもある、こういう厳しい環境があるわけです。そういうところの工事ですから大変な工事だと思います。
火山噴出物、特に降灰、また火山ガスによる農作物及び農業用施設、特にこのビニールハウスでございますか、これらに多大の被害が発生し、農作物被害の防止、軽減を図るための耐久性の強い被覆資材が待望されているということは十分衆知しております。
それから、桜島のいろいろな渓流は、火山噴出物の堆積いたしましたやわらかい地質の上に急速に形成されましたいわば原始河川のような形の河川がもともとでございまして、それに溶岩の流下の影響等もございまして、もともと流路が非常に屈曲しておるという渓流もあるわけでございます。また、たび重なります溶岩の流出によりまして、流末がわからなくなっておるというようなややこしい渓流もあるわけでございます。
○説明員(柴田啓次君) 特殊土壌地帯——シラス、ボラ、コラ、アカホやあるいは特殊火山噴出物あるいは花崗岩の風化上等いろいろの土壌がございますので、こういう土壌を改良して、全くそういった特殊土壌をなくするということは、これはなかなか不可能なことでございまして、災害の態様あるいは農業振興の方向によっていろいろ考え方はあろうかと思いますけれども、特殊土壌対策という仕事は終わってないと、さように考えております
御存じのように、桜島の場合は活火山のために火山噴出物が非常に多く供給されまして、しかも先ほど先生おっしゃいましたボラにつきましては、比重が非常に小さいために下流へ流出することが現状では避けられない形になっております。
この火山噴出物というのは、約一千度前後の熱雲を伴って、山の上からふもとの方に向かって、風向きによっては大変な下降力をもって襲ってくる。これによる農作物の被害はまことに甚大なものでありますし、またマグマが高熱を発して火山ガスとなっておりてくるということで、最近では、一七八三年に例の浅間山で、千四百人の犠牲者がこの熱雲に巻き込まれて死んだという記録もあります。